ペットツーリズムの市場規模とドッグリゾート事業の可能性
ペットツーリズムに関する市場データをまとめました。企業経営者や事業投資家が参入検討の資料としてご利用ください。
ペット関連の市場規模は訪日宿泊市場に匹敵

2023年度のペット関連総市場規模は、前年度比104.5%の1兆8,629億円です。2022年度から2023年度にかけて、原材料費などの高騰により、ペットの飼育頭数が伸び悩む中においても、売上高は増加傾向となっています。(矢野経済研究所調査)
一方で観光庁は「インバウンド消費動向調査」にて、2023年のインバウンド観光客の訪日宿泊市場を約1兆8,360億円と発表しています。
犬を飼育する世帯は全世帯の9.1%

日本ペットフード協会によると、犬飼育世帯数は約532万世帯。全世帯約5,849万世帯の約9.1%を占めています。世帯の平均飼育頭数は1.29頭、全国に684万頭の飼い犬がいる計算になります。犬飼育世帯比率は2013年の12.9%と比べ、10年で約4ポイントの下落です。
過去5年で年平均3.8%成長、2026年には2兆円規模へ

犬飼育頭数は減り続けているものの、ペット関連市場は過去5年で平均3.8%の成長を続け、この傾向は2025~2026年にかけても続くとみられます。2026年には2兆円規模に迫る勢いです(矢野経済研究所調査)